院長インタビュー

不妊治療から美容医療へ
女性のライフステージすべてに寄り添いたい
なぜ美容医療を始めたのですか?

当院は婦人科・不妊治療クリニックとして診療を続けてきました。不妊治療はもちろん、婦人科疾患の治療や定期検診など、幅広く女性の健康をサポートしています。
開院当初から通院されている患者様の中には、無事に出産を終えて、今度は婦人科の定期検診で通ってくださる方が多くいらっしゃいます。30代だった方も40代、50代になり、ライフステージが変わってきました。
そうした患者様から「産後からしみが消えない」「最近たるみが気になってきた」「更年期の症状と一緒に美容の相談もしたい」という具体的なご要望をいただくようになっています。
患者様の人生の節目に立ち会ってきた私たちだからこそ、その後のケアも責任を持って担当したい。美容というより、エイジングケアやフェムケアの一環として、女性の健康と美しさを内側から支える診療を始めることにしました。
クリニックの特徴は何ですか?
最大の特徴は、不妊治療・婦人科の専門性を活かした美容医療です。妊活中の方から「レーザー治療は卵子に影響しない?」「脱毛のタイミングは?」といった質問をよくいただきます。一般的な美容クリニックでは判断が難しいケースです。当院では産婦人科専門医が医学的根拠に基づいてアドバイスします。
また、VIO脱毛においても婦人科ならではの専門性を発揮しています。デリケートゾーンへの施術だからこそ、医学的知識と配慮が重要になります。
現在は美容皮膚科の女性医師も加わり、チーム医療で女性特有の悩みを総合的に診断・ケアする体制を整えています。
VIO脱毛の強みは?

婦人科医として毎日診察を行っているため、VIOの構造を医学的に熟知しています。デリケートゾーンへの施術だからこそ、プライバシーに十分配慮し、安心できる環境をご用意しています。
また、内診台を使用することで、患者様にとって楽な姿勢での施術が可能です。完全個室で女性スタッフが対応し、リラックスして施術を受けていただける環境を整えています。
生理中の適切な対応や麻酔クリームの効果的な使用など、婦人科ならではの配慮でサポートいたします。
妊活脱毛として、「出産時の会陰切開がしやすくなる」「産後の悪露の処理が楽になる」といったメリットもお伝えしており、介護脱毛についても、将来を見据えた選択として、きちんとご説明した上でお勧めしています。

フェムケアとメディカルダイエット
エビデンスに基づいた機器と施術の選定
フェムケアへの取り組みは?

産後の尿もれ、膣のゆるみ、性交障害など、女性特有のデリケートな悩みに専門的に対応しています。
骨盤底筋トレーニング機器「ハイフェム」を導入しました。これは磁気刺激により、皮膚から10cmの深さまで効果的に刺激できる機器です。服を着たまま座るだけで、骨盤底筋全体を鍛えられます。
フェムケア商品は現在多く出回っていますが、エビデンス(医学的根拠)のあるものだけを厳選しています。更年期のホルモン補充療法やプラセンタ注射と組み合わせることで、症状の改善と予防の両面からアプローチできます。
メディカルダイエットの特徴は?
私自身もGLP-1製剤を使用して、その効果と安全性を確認しています。
当院ではマンジャロ、リベルサス、サクセンダを用意していますが、これらはすべて妊娠中・授乳中は使用できません。妊娠を希望される場合は、計画的に中止期間を設ける必要があります。こうした薬剤の適切な使用時期の判断は、産婦人科専門医だからこそ的確にアドバイスできます。
特に多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の患者様は、インスリン抵抗性により太りやすい体質です。適正体重への減量により排卵が改善し、妊娠率が向上することがわかっています。まず減量してから薬剤を中止し、その後妊活を始めるという計画的なアプローチを提案して、安全なタイミングを見極めながらサポートいたします。
価格設定の考え方は?
美容医療を“特別なもの”にしたくないという想いがあります。なので、医療脱毛は都度払いにしています。患者様の経済的負担を考えると、大きなローンを組ませるようなことはしたくありません。その都度、必要な施術を選んでいただく方が、患者様にとっても、私たちにとっても健全だと考えています。
実は開業当初から、ホームページよりも紹介で来院される患者様の方が多いです。今では7割が紹介です。これは芦屋という地域性もあるかもしれませんが、患者様が「ここなら安心」と思って大切な方を紹介してくださる。その期待を裏切らないよう、適正な価格で丁寧な診療を心がけています。

患者様との信頼関係を第一に
家族のような温かさで寄り添う医療
美容医療が初めての方へのアドバイスは?

美容医療が初めての方は、不安も大きいと思います。まずはIPLやエレクトロポレーションなど、ダウンタイムの少ない施術から始めることをお勧めしています。
当院には不妊治療や婦人科で通院されている方が多いので、診察のついでに「最近しみが気になって」と相談される方もいらっしゃいます。そうした何気ない相談から始めていただいて構いません。
特に妊活中や授乳中の方は「この時期に美容施術を受けても大丈夫?」と心配されることが多いです。産婦人科専門医として、その時期に適した施術、避けるべき施術をアドバイスできますので、安心してご相談ください。
診療で大切にしていることは?
女性の健康と美しさを、ライフステージ全体で支えることです。
妊娠・出産という大きなイベントだけでなく、月経トラブル、更年期障害、そして美容の悩みまで。女性の体は年齢とともに変化し、その時々で必要なケアも変わります。
2階で婦人科診療、1階で美容施術という構造を活かし、ワンストップで対応できる体制を整えました。予約を調整すれば、婦人科検診と美容施術を同日に受けることも可能です。忙しい女性にとって、効率的で便利なクリニックでありたいと思っています。
将来の展望をお聞かせください

段階的に診療範囲を広げていく予定です。
まずはVIOと脇の脱毛から始めて、需要に応じて全身脱毛へ。現在は女性のみですが、将来的にはお子様の脱毛、ご主人のAGA治療なども検討しています。不妊治療ではご夫婦で来院される方が多いので、家族全員の健康と美容をサポートできるクリニックを目指します。
ただし、焦らず着実に。開院から時間をかけて不妊治療に取り組んできたように、美容医療も患者様の声を聞きながら、少しずつ成長していきたいと考えています。

ファミリークリニックの名に込めた想い
新しい家族を作り、家族とともに歩む
サイトをご覧の方へメッセージをお願いします

女性の人生には様々な節目があります。妊娠、出産、子育て、そして更年期。それぞれの時期で体は変化し、悩みも変わってきます。
当院は「ファミリークリニック」の名前通り、家族のような温かさで患者様に寄り添いたいと考えています。2階の婦人科、1階の美容医療、どちらも気軽にご利用ください。
美容医療を特別なものと考える必要はありません。「最近ちょっと気になる」そんな軽い気持ちで始めていただければと思います。